ウッドデッキとは?天然木材と人工木材の違いを解説!

皆さんこんにちは!今回お話ししていくのはウッドデッキについてです。名前の通り木材を使用したものもあれば、樹脂材を使用したものもあるんです。木材と合成木材の違いなどを解説していきます!

目次

ウッドデッキとは

 

 

ウッドデッキとは木材または木材と樹脂を混ぜ合わせた合成木材を使用して作られた屋外に設置されるテラスのことで、建物と庭の間に設置されることが多くリビングと同じ高さで段差がない状態の物がほとんどです。庭などの屋外に設置されるため対候性、防蟻性、耐菌性、耐腐朽性に優れた木材を使用することが多いです。

お部屋が狭くてもウッドデッキを設置することで圧迫感が軽減されてお部屋が広く見える効果もあるんですよ。

 

使い方(目的や魅力)

ウッドデッキの使い方は様々!アイデア次第でよりよい生活を送ることができます。ではどんな使い方があるのか見ていきましょう。

子供やワンちゃんの遊び場に

暖かい季節になると外で遊びたいとねだられることも増えるのではないでしょうか。ウッドデッキがあれば子供用プールや水風船などの水遊びも楽しめますし、おやつの時間を太陽の下で過ごしたりとちょっとしたピクニック気分を味わうこともできますね。小さなお子様やワンちゃんの安全面を考慮して柵を設置することもできるので安心です!

 

パーティーで使える

休日に家族と、あるいは友人を招いてBBQをしたりとアウトドアな気分を味わうことができます。家の中でのパーティーは家具やカーテンに匂いが染みついてしまったり、汚れが気になるという方も多いと思いますがウッドデッキであれば片付けの後に水で流すことも可能ですし、屋外の為匂いが染みつく心配もありません。

 

一人の時間を優雅に過ごす

ウッドデッキにテーブルとイスを置けば、天気の良い日に優雅に朝食を堪能したり、ハンモックを設置して読書をしながらお茶を楽しむこともできます。

他にも愛煙家の方は換気扇の下に行かずとも開けた明るい空間で気兼ねなくゆっくりと喫煙を楽しむことができますね。

 

ウッドデッキのメリット・デメリット

メリット

リビングを広く感じることができる

ウッドデッキの多くはリビングに隣接しているものが多いです。リビングと同じ高さのウッドデッキがあることで一体感が生まれ、奥行きのある広い空間を感じさせることができます。天気がいい日にはウッドデッキでお茶を楽しむ…なんて優雅なひとときも楽しめますよ。

 

洗濯物が干せる

ウッドデッキが設置される場所は大体の場合が日当たりの良い場所が多いため、洗濯物やお布団を干すのにとても適しています。二階のベランダまで洗濯物を運ぶのって意外と大変ですよね。ウッドデッキがあればわざわざ二階に上がらずにスムーズに干しに行けますし、急な雨にもすぐに対応することができます。

 

デメリット

定期的なメンテナンスや日々の手入れが必要

ウッドデッキは庭に設置されるため、基本的に常に雨風にさらされている状態になります。そのため雨や風、太陽光などの外的要因で少しずつ劣化していってしまうのです。劣化を少しでも防ぐために日頃からこまめな手入れが必要になります。

天然木を使用したウッドデッキは、砂埃などを放置しておくと木材の乾燥が進みひび割れや反り、ささくれなどの原因になってしまう場合もあります。このようなことを避けるために表面の汚れを落とすなど定期的なメンテナンスが必要です。場合によっては木材の張り替えが必要になりコストがとてもかかってしまう可能性もあります。人工木材でも汚れを放置すると劣化の進みが早くなることは同じです。無駄なコストをかけないためにもメンテナンスは行いましょう。

 

野良猫や害虫が集まってしまう

日当たりの良い場所に設置されるウッドデッキの下は、猫や害虫の住処になってしまうことがあります。猫が住み着いてしまうと動物の死骸や糞などが放置される可能性があるため、猫除け対策をしたほうが良いでしょう。また、天然木を使用したウッドデッキの場合は、シロアリの被害にあったりと害虫トラブルが見受けられます。

 

ウッドデッキに使用される木材の種類

ウッドデッキに使用される木材には『天然木』と『樹脂・人工木』があり、それぞれ特徴が異なります。

 

天然木の種類

天然木は大きく分けて「ハードウッド」と「ソフトウッド」の2種類に分けられ、ウッドデッキに使用される多くは「ハードウッド」です。天然木で作られるウッドデッキは、使用する木材の種類によって大きく特徴が変わります。

 

ハードウッド

ハードウッドは文字通りとても硬い木でメンテナンスがあまり必要ないといわれるほど耐久性が高いです。しかし素材が硬いため、加工がしずらく、価格帯もやや高めです。

ソフトウッド

ソフトウッドは柔らかくとても加工がしやすい素材です。ですが、ウッドデッキに使用するには耐久性で難があることが多く、メンテナンスに手間がかかってしまいます。

 

おすすめの木材

サイプレス

オーストラリア産のハードウッド。

ハードウッドなのに加工性が高く肌触りがいいのが特徴。また、耐久性も高くシロアリ被害に強い木材。

イペ

ブラジルや南米アマゾン原産のハードウッド。

耐久性と防虫性にとても優れた木材。年数とともに色合いが変わり、始めは黄褐色だが年数とともに落ち着いた褐色へと変化する。

しかしハードウッドの中で価格がトップクラスに高いため、コスト面での相談が必要になる。

アマゾンウリン

ブラジル原産のハードウッド。

赤褐色で温かみのある色合い。ハードウッドの中では比較的安価である。耐久性が高く、樹液が出にくい為メンテナンスが簡単。

セランガンバツ

マレーシアやインド産が多いハードウッド。

安価で加工がしやすいながら耐久性もしっかりある。しかしピンホールという虫食い穴ができやすい素材のため、選ぶ際注意が必要。

ウエスタンレッドシダー

カナダ産のソフトウッド。

比較的安価で柔らかい木材のため加工がしやすく、釘打ちなどでも割れにくい。ソフトウッドの中では耐久性が高いため、メンテナンスを怠らなければ長く使える。

 

樹脂・人工木

樹脂・人工木は天然木に似せて作られた木材のことを指します。素材は2種類に分かれています。

樹脂のみを原材料にしたもの

PP・PB・ABS樹脂などのプラスチック再生材のみを使用。

腐食に強いが熱を持ちやすい。

木粉と樹脂を混ぜたもの

木粉を樹脂が接着剤となって固めている。

木により近い質感が出るが、木粉の比率が高いと腐食の可能性がある。

 

天然木のメリット・デメリット

メリット

温かみがある

天然木を使用すると木材本来の温かみや質感、他にも香りを楽しむこともできますね。木の種類によっては、設置当初から月日が経つと色が変化していく素敵な素材もあるので、変化を楽しむこともできますよ。

 

デメリット

メンテナンスが大変

ソフトウッドの場合は経年劣化などで再塗装が必要になることもあります。他にも腐食などを防ぐために、日々のメンテナンスが大事になってくるので、多少の手間にはなってしまうかもしれませんね。ですがハードウッドの場合木自体が腐りにくく、シロアリにも強い性質を持つためローメンテナンスで済むこともありますよ。

 

加工が難しい

ウッドデッキを設置する際の天然木はハードウッドを使用することが多いのですが、ハードウッドはとても硬い素材なので例えば初心者の方がDIYで使用するとなると扱いが難しいと思います。しっかりとした業者の方にお願いする必要がありますね。

 

 

人工木のメリット・デメリット

メリット

メンテナンスが簡単

人工木は定期的な防腐処理・防虫処理・防水処理が必要なく、日々のメンテナンスも泥やほこりなどの汚れを除く簡単なお掃除で済みます。薬剤の使用による危険やささくれた木での怪我の心配もないため、小さなお子様のいるご家庭でも安心です。

耐久性に優れている

耐久性の高さは人工木の最大のメリットとも言えますね。天然木と比べると経年劣化の進行が遅く、腐食やシロアリによる被害を受けにくい性質を持ちます。ほかにも、湿気による影響も受けにくいため、変形や反りかえりが起こりにくいという点も挙げられます。

 

デメリット

質感の差

人工木は樹脂やプラスチック再生材を使用している為、どうしても木材の温かみや質感、香りなどには敵わないところがあります。木材の持つ特有の温かみや質感を求める方には天然木の使用をお勧めします。

熱がこもる

樹脂やプラスチック材などの熱がこもりやすい材料が含まれるため、直射日光が当たる場所に設置されているとかなり熱を持ってしまうことがあります。ただ現在、表面に熱がこもりにくい塗料を塗布した製品などが販売されているので、ウッドデッキの設置場所によってあらかじめこのような製品を使用するとよいでしょう。

 

施工事例

小平市小川

before

 

作業中

 

 

after

 

樹脂素材のウッドデッキへの改修工事

beforeの写真のウッドデッキは木に縮みが出て隙間が開いているところがあります。改修後のウッドデッキは樹脂素材の物を使用しました。

限りなく天然木に近い見た目でお手入れが簡単になるのでお勧めです。

 

まとめ

今回はウッドデッキについての話題を掘り下げました。天然木、人工木はそれぞれに良いところがたくさんあります。ご自身の理想に合ったものに出会えるといいですね!

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

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